2653人が本棚に入れています
本棚に追加
/2956ページ
「…あんた、緒川さんっつうんだっけ?
気持ち悪いくらい、髪の毛ツヤツヤだな。
ワカメ食べ過ぎじゃないか?」
ああ、俺の言葉で笑った。
何もかもが神々しい。
眩しくて直視できないよ。
とにかくこのチャンスを活かそう。
少しでも印象に残ることをして、
また会いたいと思わせなければ。
意気込めば意気込むほど、空回りする会話。
なのに彼女は俺の目を真っ直ぐ見て、
ウンウンと優しく相槌を打ってくれる。
最初のコメントを投稿しよう!