1.

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「じゃ、よろしくお願いします。」 「よろしくお願いします!!」 僕はシャンプー台に座って要君に襟が濡れないようにガードとタオルを巻かれる。 うん、苦しくない。 初めはタオルで首しめられたけどね。 シャンプークロスをして手を首に添えられる。 「失礼します、倒します。」 もうシャンプー練習をして1ヶ月。 もうすぐ光さん。相楽光オーナーのチェックだ。 最近は本当に気を引き締めていないとシャンプーされたまま寝てしまう。 たまに指に髪の毛が絡まって引っ張られて起きる事もあるけど……危ない。 僕は寝ないように必死だ。 ただの気持ち良いリラックスタイムではないからね。アドバイスしないと。 シャンプー台から起こされると ‘ピピピピ…’ タイマーが鳴った。 「時間はもう入るね。指ぬきは気を付けてね。またロングのスタッフで練習してみたらいいよ。」 「はいっ!」 「くくくっ。要君、リラックスしてよ。大丈夫だから。」 もうそろそろかな。 ガチャ…来た。
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