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「おっはよー。」
おはようございます!と勢いよく頭を下げる要君に光さんも「くくくっ」と笑う。
「要、もうそろそろリラックスしてくれよ。俺達の仲だろが。」
「いや。そこはやっぱり切り替えないといけないです。」
「司君に甘えて力ぬけよー」
…赤面するけど、要君もう5年はお付き合いしてるよね。
光さんも質が悪い。完全に楽しんでるから。
光さんの後ろからもう一人入ってきた。
「おはようございます。」
「おはよう!翼(たすく)!」
要君の同期の矢内翼(やないたすく)君だ。彼は少し大人しいけど、要君と同じ情熱の持ち主だ。要くんより少し小柄でお店のマスコット的存在だ。
あ、要君もね。この二人は良いコンビになりそう。
「要、すごいね。何時に出勤?また6時半?僕起きれないよー」
「翼は俺より夜、練習するだろ?置いいかれないように必死なの!」
「ははは…僕は寮に住んでるからね。」
こうして4人での朝練がはじまる。
他はスタイリストが3名。アシスタントが1名。
今年に二人もスタイリストになっから今は少し急いでアシスタントを育てている。
ま、そこは協力しながらの営業だけどまずまず機能している。
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