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俺のスマホも鳴った。
「じゅんじゅん。キャンセルとは偉くなったな!おかげて暇だぞ!俺は!」
『翠、マジでごめん!俺、最高の逸材を発見してさ、口説き落とすから!今度は金、倍でも3倍でも払うよ!
俺のこんな真剣なの初っしょ!!』
3倍って…10万軽く超えるぞ?
「分かったよ。金はいいから落とせよ。で、俺に紹介してな!」
「いいねぇー!翠に髪の毛やらせたらもっとイケメンかもな!がははは!じゃ、待たせてるから!ほんと、すまん!
翠の予約、キャンセル出たら俺入れてね!何時でも行くよ~♪」
―――朝1番でいれてやろう…。
んー。まさかの暇。
「翠さんは暇でも私はオーナーと健さんにつきますから行きます。翼に昼、届けてください。いらなければ夜でも食べられますし。」
「桜、翼に優しいのな。」
「はい?あのゲロまずかコンビニなんて体力つきません。」
……どんな料理つくったんだよ、翼…。
「あ、ちなみに翼のスイーツは…もっと衝撃です。」
「え、こえーよ。その情報…」
「ふふふふふふ…何言ってるんですか。翼のスイーツは駅ビルに入っている店のより旨いです。」
―――は?
「バイトで習ったそうです。じゃ、お願いしますね。」
翼がバイトでスイーツ?
どんな制服だったんだ?見てみたい。
生クリーム体にぬって食べたい…
ぎゃー!!!
俺が壊れていく!認めたらダメなのに。
壊滅的にヤバイぞ。
俺は甘いもの、大好きなんだ!!!
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