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朝練を終えたら僕の部屋で朝食をとる。 ここ2ヶ月は要君と翼君が加わって4人に増えた。他のスタッフはこの時間に朝練している。たまに朝食メンバーが増えることもある。 そこは自由だ。とにかく9時までに店を開けられたら良い。 この朝食はすべて光さんが用意したお金を僕がもらい、管理している。 光さんは珍しいと思う。 昔は食べない、休まないってのが常識だったけど、それだと効率が悪い。 食べて働くというのが信条だ。 面倒見が良いだけなんだけどね。 そこはあまり言わないからみんな知らないかもしれないが、面倒見がとにかく良い人だ。 そこへ珍しいスタッフが来た。 「…はよ…ざいまーす。」 「お?珍しいな、翠(あき)」 光さんの声にへへへと笑う宮前翠(みやまえあき)。僕とほぼ同期のスタイリストだ。僕の3か月後に入社した。 「おはようございます!翠さん!」 「要ー、朝から元気だな!あー飲みすぎた、いたた…健、助けてー」 「翠!もうシャキッとしてよ、新人の前で!」
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