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タクシーで店に戻った。
広いからって俺の部屋に連れてきてしまった…。
しかしだ………キスしちゃうとか………
光さんは嫌だろうな、店で恋愛するの…
あーくそっ。
初めて恋人ができたって…店の大事な新人に手を出すって…
タブー感がすごい。
いや、むしろ俺は翼がいればもう遊ぶ必要はない。ケジメをつけよう。
光さんにはちゃんと言う。反対されても翼を手放すことは出来ない。
もう俺はなんだかスッキリして仕事が楽しみで仕方ないくらいなんだ。
このやる気は久々だ。
「翼、寝てろよ。何かつくるから。」
「あ、いえ、僕は自分で！」
………………。
「翼、料理出来るのか？」
「………すごく下手なんです……
桜さんは吐いて、このくそゲロまず料理めって……」
………桜……翼を悲しませやがって！
お前のバンドマンの彼氏の次の予約をチェックしてやろう…
えげつない髪色にしてやるぞ………
「そ、そうか。なら、俺がつくるぞ？」
そう言えば翼はにこって笑う…
ん？これは確か…涼の言っていた天使か？
めちゃ可愛いんですけど！！
俺は自分の気持ちと向き合ったら、すぐに世界がガラリと変わった。
とにかく翼が可愛すぎて仕方ない。
「翼、可愛いな、ホントに」
そう言って抱き締める…
はぁー可愛い。もうキャバクラもゲイバーもいらない。
「翼…息して………」
はぁーと俺の耳に翼の息がかかれば、もう腰にガツンと直にきた。
やばいな…これは………
「翠さんてカッコいいのに優しいって…完璧過ぎます………」
いや、お前こそ可愛いの止めといたほうがいいぞ。
俺はそんなに気長には待てん。
いや、病人に手を出すほど若くはないが、翼相手なら危ない。
翼、お前は今とんでもない檻に軟禁されているぞ。
でも顔をみたら、へへって笑うから俺はちゃんと止められる。
うん、手を出すのは翼の回復が絶対と光さんに報告後だ！
そしたら翼を………あーやっぱり今夜も一人で抜くのか…
翼を何度犯すんだよ、俺。
嫌だけどさ、仕方ないよな？
翼じゃねぇとイケないんだから。
もうこれは翼のせいにしよう。俺は素直だ、悪くない！！
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