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店は少しずつ安定したが、スタッフは全く安定しなかった。
そんな時に入ってきたのが水島健。
両親はすでに他界して一人で生きていくために手に職をつけたいと面接で言っていた。
そして、料理が出来た。
俺は完全に胃袋を掴まれてしまった。
母親が亡くなってからまともに手料理なんて食べてたか？？
それから飲まず食わずを止めて、食べて働くという方針に決めた。
効果はあった。
退職するスタッフはいてもみな、前向きに店を出したいとか田舎の実家を継ぐとか俺は感謝された。
初めて感謝された。
３か月後くらいにはもう一人、宮前翠が入ってきた。
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