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頭で考えても仕方ない。 いや、健は俺から自由にさせた方が幸せか…。 それでも仕事はちゃんとする。 健もいつも通りだ。 うん、癒される……。はぁーダメだな。 ダメな大人の仲間入りだ。 そんなある日… カット中に 「失礼します…」 電話を持ったままの桜がメモを見せてきた。 ん?301のスペアキー?翼の部屋だ。 すぐにキーボックスの暗証番号を教えたけど、なんだ? ん?翠がいないぞ。 その5分後には救急車が来て… 翠??って乗って行ったぞ?? 他のスタッフは気付いてはいるけど仕事をしてくれてる。 ―――――翼が倒れた? 3日は休みか…どうする… 「あ、なら俺明日オフですけど出ますよ!」 「要…」 「あ、私も明後日翠さんとオフですが出ます。その代わり来月希望休をひとつ増やしていいですか?」 「それは助かるよ!」 翼の休みは確保できた。 まぁ。過労か…要は体力あるけどな。 疲れも溜まるか。 夜、翠を訪ねてみた。 ちょっと健の話をしたくて。 でも……… 「嘘だろ…翠……お前…お前のベッドに翼いるぞ!」 この翠が?サロン外で後輩の面倒とか…
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