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    矢内 翼 「ねぇ…要?」 「んー?」 僕は今日初めて要の家に遊びに来た。 「その…あの…男同士ってどっ…どんな?」 ぶぶー!!!!!! 要はお茶を吹いた。 「た、翼?何?何が??」 「あ、ごめんね。いきなり…」 「は?まさか、まだしてないの?翠さんと…」 「…………」 コクンとだけ頷いた。 別に焦るとかやりたいとかではない。 でもお付き合いして3週間…キスもない。 これっておかしいかもって最近は思ってしまっている。 翠さんは本当に優しい。 眠るときも優しく包んでくれるし、オフの日は練習もみてくれる。 それに翠さんの部屋には3畳くらいの納屋があるけど、そこは翠さんの秘密のレッスン室。 『俺はカリスマだけど、影でめちゃくちゃ勉強するって努力型ね。決して天才ではないんだけど…翼、幻滅した?』 『いえ、カッコ良すぎます!』 美容関連の本がたくさん。 切り抜きや色々なコレクションのブックレット…すごいんだ。 本当に好きすぎてパンクしそうだ。
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