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せっかく明日は翠さんと休みがかぶったのに帰されてしまった。
僕だって翠さんと一緒にいたい。
けど、彼はもしかしたら何か勉強するのかも。邪魔はよくない。
でも………こうなったら僕からキスしてみるとか。
いや、全然わからない。タイミングとか。背伸びしなきゃだよね。
うーん。
部屋の鍵を開けて中に入ろうとしたら
「ちょっ!君!!助けて!!」
誰かに押されて一緒に倒れ混みながら部屋に入った。
僕の上に誰か乗ってる!
「いやーーーー!やめてくださいっ!」
「翼!!!!!!!」
ドアから声がした瞬間、翠さんが男に殴りかかろうと…
「ストップ!!!翠!!!!」
……はい?
「って!ウィル?!何してんだよ!」
あ、椎名ウィルだ!
元モデルで今は俳優としてもう大人気で…ぼく…
「大好きです!」
そう。ウィルの顔大好きなんだ。
翠さんの外国人バージョンみたいで。
会えない日々はウィルを見ていた。翠さんの髪の毛がこの色なら似てるとか!
本物だ!
「と、とにかく翼からどけよ」
翠さんの声が低いっ!こわい!!
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