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翠さんの部屋に行くとちゃんと服を来てすっぴんなのにキレイな翠さんのお姉さんが出迎えてくれた。 「来た!可愛い子ちゃん!!」 むぎゅーと抱き締められた。 「ちょ。やめろ!」 「翠、この可愛い子ちゃんの泣きそうな顔、見たことある?めちゃくちゃ可愛いから!」 「ちょ、マジ、やめてくれよ、亜季葉!」 あきはさんと呼ばれたお姉さんは完全に翠さんをからかっている。 「可愛いこちゃん、うちの子、抱っこしてやって!こんな可愛い子に抱っこされるって絵になるわー!写メ!写メ!」 亜季葉さんの、娘さんは…… 「可愛いでしょ!!華ちゃん!まだ10ヶ月なの。」 は、華ちゃん。可愛い… 抱っこしたその後すぐにあとに 「ハァーイ!スウィートハート!!」 ってすごく大きな黒人男性が。 「きゃー!ベイビー!」 って僕の目の前で亜季華さんとその大きな男性がぶちゅーとキスをしている。 そう。華ちゃんはクルクルな髪の毛でハーフってすぐに分かる。 「はい、翼には刺激が強め。」 華ちゃんを抱っこしてる僕の目を翠さんが覆ってきた。 「ハーイ!相変わらず亜季葉と同じでビューティフルね!翠~!!!! ワォ!華ちゃん、可愛い~!!!!」 僕はやっと目の前が開けて旦那さんと目が合う。 「はぁ?めちゃキュートだね、君。 僕、ネイサンだよ。ん~翠の? アーハッ!オーライオーライ!」 すごい話し掛けられる。 「こっ、こんにちは。矢内翼で…す。」 「翼?可愛い~よね!!!!ね、ネイサン!」 「ん~!可愛いねぇ!翠、やるねぇー」 「ちょ、うるさいよ。二人とも。華が起きるぞ?」 ……翠さん、華ちゃんはすでに起きて僕の顔をペタペタ触ってます…。 「華ちゃんも翼が好きね!私に似て面食いちゃん!可愛い子ちゃん!」 「華~。翼はダメだ、諦めてくれよ…」 翠さんは困惑している。 僕には遠く離れた家族がいるけど、なんだか久々に家族というものに少し関われた気がして嬉しかった。 もちろん、翠さんと結婚なんて無理なんだけど。 「翼ちゃん、翠をよろしくね。 この子、カッコつけだけど良い奴だからさ。 あー良かった!その辺のちょっと美人で性格の悪い子と付き合ってなくて! 翼…可愛いもん。ふふふ…」 なんだか嵐のようだったけど二人は華ちゃんを抱っこして帰っていった。
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