2章 血は蜜の味

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・ 「‥なおさら、手放せなくなった‥」 「――ッぁ‥」 グレイはルナの頬を撫で口付けると再びルナの躰の中に腰を深く沈める ‥グジュッ‥ 「あぁぁ‥っ‥んっ‥‥」 奥深くまで一気に押し込まれた熱い猛りに押し出され甘い蜜が溢れ出し、弾かれて響く水音が尚更、二人を狂わせていた… ‥はぁ‥あ‥たしっ もう、人間じゃなくなるの!?‥ッ‥‥ ルナは快楽に飲まれながら朦朧とそんな事を考える。 「‥っ‥大丈夫だ。 まだ、花嫁になる儀式はしていない‥ッ そのかわり、‥俺からまた逃げるような真似してみろ‥ 二度と人前に出れない姿に変えて永遠に生き永らえさせてやる──‥っそれだけは覚えておくんだな‥」 ルナの心の不安を読み取りグレイは威圧するように言葉を吐く。 「くっ‥ッッ」 ‥気持ちいい── 最高だ‥ これが人間が夢中になる快楽と言うものか‥‥‥ グレイは躰を震わせ熱くたぎる欲望のままに激しい律動を繰り返す ルナが感じるように腰を揺さぶり指で人間の女が一番、悦ぶ部分を弄び快楽を促すとそれに反応するように熱い中に収めた自身が締め付けられた──
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