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司は覆っていた手を外し、彼女と啓太の会話を聞きいて、驚いていた。
啓太がくる?美術室に?どうしよう…………。。。
今は駄目だ。帰ろう。
司が帰ろうした時には彼女の姿が消えていた。遠くでは階段を降りる音が聞こえた。
彼女は司が放心状態にある時にすぐさまに帰る準備をし、帰っていったのだ
司は仕方なく、その場に座って来るか来ないか解らない彼を待った。
『誰も居ないと悲しいよな。
久しぶりに一緒に帰ろうって言おう』
司は一人でブツブツとつぶやき出した。
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