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『僕さ、もお野球辞めるわ(悩)』
目線は下全然僕の顔を見て話そうとしない。
司が僕に何かを隠している。
こんなに長くいたのに、司は僕になにを隠しているの?
一緒に野球選手になるって言ったじゃないか(一方的)
『どうしたんだよ。急に』
司の頬がだんだん赤く染まっていく。
しかし、その時の僕にはそんな変化は気付きもしなかった。
『べっ……別に………。…………気分転換?…………。』
間が異様に多かった。こんな司見たのは初めてだ。
ピッチャーとキャッチャーだった時だって毎日顔合わせていたし、こんな慌てた司は初めてだった。
夏でもないのに司の体は汗がダラダラと出て来ていて、髪から雫が落ちてきそうなほどだ。
『解ったよ。』
俺はなんだか解らないムヤムヤを抱えたまま司の前を消えた
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