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「そりゃぁお前、ON/OFF使い分けなきゃやりきれねぇだろ?常にONだとすぐ疲れるしな。」
「すっごく分かります!俺も一緒です。」
わぁ先輩にもON/OFFあったんだなぁ。
ってことは、今俺といる時間はプライベートってこと…?
いや、飲みだからそうなんだろうけど、うわぁ……嬉しすぎてやばい。
会社の中では俺しか知らない一面知っちゃった。
「ん?やっぱお前もON/OFFあんだな。」
「ありますよ。基本面倒くさがりなので休みの日はひたすらダラダラしてますし。」
「ふーん。なんかいつもの会社での真面目なとこ見てると全然想像つかねぇな。」
「会社では仮面被ってますしね。人間関係もめんどくさくて、必要最低限しか関わらないようにしてます。」
「そうか。………今は?」
「…え?」
「今は、ON/OFFどっち?」
先輩の顔を見れば、真面目な顔してる。
何でそんな顔してるんだろ。
「今は…まだOFFになりきれてないですね。」
だってそりゃ先輩と一緒にいるんだもん!
いつものだらけた俺なんか見せられない!
かと言ってONですとか言うとなんか駄目な雰囲気だし…。
小心者の俺。
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