思わぬ接近。

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「2日前ってことは、このデータ誰が作ったか分からないんですか?」 「……確実ではないが、動機も当てはまるやつが1人いるんだよな。」 「えっ!誰ですか?」 「…この事は俺とお前だけの秘密だぞ。いいな?」 先輩と俺だけの…。 いかんいかん! 今は恋愛よりも仕事!! 「はい。分かってます。」 「フッ。やっぱお前好きだわ。」 わしゃわしゃと頭を撫でられる。 え? 好きって……………え!? 「お前仕事も真面目だし他の奴とは格が違うからな。お前は俺のお気に入りだよ。信用出来ると思って今日誘ったんだ。」 はわぁ……そんな眩しい笑顔こんな至近距離で放たないでー! 「あ、あ…ありがとう、ございます。」 やばい恥ずかしいなんか恥ずかしいうわぁぁあ。 「で、だ。その犯人だけどな、俺と同期の犬塚ってやついるだろ?」 「犬塚さん…。確か眼鏡かけてて優しそうな感じの人ですよね?」 犬塚さんかぁ。 でも、そんなことするような人には到底見えないけどな。 「そう。あいつは見た目優しそうで誠実の塊!って感じすんだろ?けどな、あいつは誰よりも向上心が強い。」 それって…。
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