愛しいあなたへ空から

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新妻の名を呼んだ。 その直後、何かが聞こえてきた。 人間の声のようなそうではないような何かが。 かなり遠くから。それも頭の上から。 見上げれば、空に小さな塊が浮かんでいた。 しかし逆光のため、それがなんであるのかがよくわからず、おまけにほぼ真上にあるがために、その距離感をつかめないでいた。 それでもその塊を目で追っていると、目の前にいたゆり子が突然消えた。
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