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僕たちは生きているよ。
僕はナツミに言いおいた。
ナツミは、ケラケラとして、月に着くまで考えてみるといいの。私は、時の死ぬ場所ってところに、行っても見たい。ご一緒してくれるかしら。と僕に投げかけた。
ここは僕らの街とは、まったく別の、法則で物が動く、別次元の世界だと理解した。
ナツミはそれを感じ取っていた。
ナツミはいう。
月から見れば、私たちの街こそ、死の世界なのよ、きっと。
月の時間は、私たちの街では死んでいる。
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