第2章

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洗面台の前に立ち、 鏡で自分の顔を見る… 寝不足…で、疲れてる割には 肌ツヤがいい… これは… 女性ホルモンのお陰…かな、なんて。 それから歯を磨いて顔を洗い、 リビングへ行く。 今日は、フロアチーフ会議が あったんだっけ… 正直、めんどくさい。 インスタントのコーヒーに ミルクをたっぷり入れたのを 飲みながら、スマホに手を伸ばす すると、LINEのアイコンに 赤い1のマーク LINEのアプリを開くと 送信者は “新川春都” 「ごめん、調子にのって 首にマークつけた」 このLINEが来た時刻 4:06 はぁ…。 近くにあった化粧ポーチから ミラーを出して確認する 『ほんとだ…』 これは、制服のブラウスの襟で 隠れるか隠れないかの微妙な位置。 しかも、はっきりくっきりと 付けやがった…
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