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『あ、おはよう美和子。』
『ちょっとー、ウチの部の山川さん、
アパレルの三条さんと付き合ってるの
知ってた?』
美和子が言うウチの部というのは
総務部で、山川さんは春都さんと同期
なんか、チャラチャラしてて
女癖の悪い事で有名。
アパレルの三条さんは
あたしより1年後に入社してきた
見た目も中身も、男の為に
いかにも作られた女を演じている
女優にでもなれるんじゃないかと
思うくらい
外面は完璧にこなす子で、
でも陰では…
って言う、どこの会社にも
1人や2人いそうな今どき女子。
『まじか。でもある意味
お似合いじゃない?
そのまま2人で収まっててくれれば』
それぞれみんなから目を付けられてる
2人ならそのままくっついて
くれていたほうが、こっちとしては楽。
山川さんは総務部に行くたびに
いちいち誘ってくるから
正直なところ、これで安心した。
『まぁね。しかもさ
聞いた話によると、
営業時間終わって、なんかの資料
まとめないといけないからって
会議室借りてさ、ヤってたらしいし
まじ、会社でヤるとか、無いわぁ』
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