第3章

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事務所のドアを開けると そこには総務部と役職がついた人達。 あたしは佐久間マネージャーの所に行き 『お疲れ様です。お呼びでしょうか』 そう言うと、 『あぁ、お疲れ様。 新川バイヤーから聞いていると 思うけど、結月チーフには 1ヶ月後2週間の滞在期間で 海外に行ってもらう。 そして、できれば創業祭に、 そこで仕入れてきたものの 販売をしてほしい。』 『はい。そのつもりでいました、私。』 『そっかそっかぁ、じゃあ頼んだよ』 『はい、失礼します』 え! あたしこれだけの為に わざわざ6階から別の建物の 事務所まで来たわけ。 ほんとに、佐久間マネージャー… お願いしますよ…。 佐久間マネージャーはざっくり言うと、 50代のおじさん。 大した用でもないのに たまにこうして呼び出される。
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