第4章

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『門崎チーフ、 ありがとうございましたっ。』 そう言って、門崎チーフに頭を下げる彼女 門崎チーフはというと… 加賀美ちゃんの肩をポンポンと 叩いて、『休憩行ってくるわ』 そう言って、6Cを出て行った 『結月チーフ、なんか門崎チーフって 売り場にいる時と雰囲気違いますね!』 なんか、吹っ切れたように そう聞いてくる加賀美ちゃん。 『そう?』 『はい、なんか売り場ではクールだけど しっかり笑顔で接客していて… でも後輩とかには無愛想で 厳しいじゃないですか? でも、ここに居る門崎チーフは 凄く柔らかい雰囲気でした! なんかドキッとしちゃった。』 話掛けられたわけじゃないんですけどね と言いながら、まるで恋に落ちたような 顔つきの加賀美ちゃん… 若いっていいわね、30歳間近になると いちいちそんな反応してられないわ なんて思うあたしは、 まさにオバサン思考。
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