第4章

2/31
前へ
/31ページ
次へ
シャワーを浴び終えて部屋に戻ると まだ、天井をぼーっと見つめて 何か考え事をしている春都さん。 『シャワーどうぞ。』 あたしがそう言っても、 『あぁ。』と答えて動かない。 ベッドに近づいて 『どうしたの?』 と聞くと、 『なにが?』 そう答える彼。 『ぼーっとしてるから聞いてみただけ』 あたしはそう言って、 濡れた髪を乾いたタオルで拭く。 なにを考えているのだろう。 そう思った時、 ベッドから立ち上がった彼に ギュっと抱き締められた
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

172人が本棚に入れています
本棚に追加