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シャワーを浴び終えて部屋に戻ると
まだ、天井をぼーっと見つめて
何か考え事をしている春都さん。
『シャワーどうぞ。』
あたしがそう言っても、
『あぁ。』と答えて動かない。
ベッドに近づいて
『どうしたの?』
と聞くと、
『なにが?』
そう答える彼。
『ぼーっとしてるから聞いてみただけ』
あたしはそう言って、
濡れた髪を乾いたタオルで拭く。
なにを考えているのだろう。
そう思った時、
ベッドから立ち上がった彼に
ギュっと抱き締められた
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