第4章

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ドアを開けて入って来たのは 休憩を終えて帰ってきた門崎チーフで。 ドアを開けた瞬間に目が見開いていたけど それからは普通に 『休憩終わったんで、 結月チーフどうぞ。』 そう言って、椅子に座り パソコンとにらめっこしている もちろん、ドアが開く瞬間に 新川バイヤーはあたしから離れたけど 二人の距離感とあたしの服の乱れ、 それから多分、顔もわかりやすく 赤くなっているはず… 気づいてるよね?…絶対。 なんともいえない羞恥心。 だって、絶対気づいてるし 絶対、誤魔化せない状況じゃん。 だからって軽いノリで そういうことを聞いてくるような人… …ではない。   とりあえず、乱れた服を直して ちょっとコレはどういう訳なのか、 新川バイヤーに問いたださないと。   と思いながら 『休憩はいりまーす』 そう言って、新川バイヤーの 手を引き、6Cを出た
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