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あたしは新川バイヤーを、誰もいない
シュレッダー部屋へと連れて行く
ドアを開けて入り、ドアを閉めると…
『どういうつもりなの?
あんなところでイキナリ…
もう、仕事中にそういうことをするのは
辞めて。
あなたとは、不倫の関係なの。
…門崎チーフに、どう説明したら…』
最初の勢いはどこへやら…
門崎チーフに、
多分見られたであろう事に
だいぶショックを受けている自分自身。
そして、これからまた、今まで通りに
門崎チーフと一緒に仕事をするには
気まず過ぎて、説明のしようがない事実に
恥ずかしさと、モヤモヤとした
曇がココロの中に掛り始める
『悪い。
でも、どうして山川に言い寄られている事
言ってくれなかったんだ?
休憩中に山川が、俺に流してきたんだよ…
“結月チーフって可愛く鳴くよな”って
俺は、どういう事なのかを聞けば
“そういうこと、でも門崎チーフが来て
俺の姫を連れ去って行ったから
最後までは出来なかった”とな。
俺は… 悔しくて、お前は俺の…だろ?
お前の身体は…』
『待って!』
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