第4章

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あのクレーマー騒動のせいで 午前中はかなり精神的に疲れた。 そして昼休みも、あんな感じで… 休んだ気にもなれなくて。 定休日明けでコレは結構辛い。 次のあたしの休みは何時だっけなぁと 考えながら、乱れた棚の服を畳む。 『いらっしゃいませー、 どうぞご覧くださいませ』 ちゃんとお客様がフロアに来たら 声がけもして。 加賀美ちゃん、接客上手くなったなー とか感心したりして。 バックヤードには戻りたくない。 でも、バックでの仕事も 結構溜まっていたりする。 すると、『結月チーフ6Cへ来て下さい』 と、イヤホンから門崎チーフの声。 『了解』そう言って、 あたしは売り場を後にした
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