第5章

3/36
135人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
先に頼んでいたビールが運ばれてきて お互いジョッキを持って乾杯する 『いただきまーす』 静かにそう言って、ビールを体に流し込む 『あー旨い。結月チーフって 酒に強そうに見えるんだけど、 どーなの?実際のところは。』 いつも見せない無邪気な笑顔で 聞いてくる門崎チーフ。 さりげなく笑うところとか、 何気にクるんだよね、この人。 『んー、全然ダメ。 多分これ飲んだだけで酔っ払っちゃいそう。 普段家で飲まないからかな。 門崎チーフは?』 『え?意外かも。結月チーフ酔っ払うとか 全く想像つかないわ。 俺は、結構大丈夫な方』 とドヤ顔の彼。 『ふふっ、そうだと思った』 門崎チーフって、あたしより1つ上だよね? なんか、リアクションが素直すぎて… こんな可愛い一面もあったのかと思うと 笑ってしまった。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!