135人が本棚に入れています
本棚に追加
『…ゆう…と』
ひえええ、恥ずかしい。
恥ずかしくて思いっきり目線を
逸らす自分。
すると…
『よくできました、じゃあ決まりな』
そう言って、あたしの頭を撫でて
ハニかむ門崎さん…元い、優斗。
そして、元の体勢に戻りビールを流し込む。
この人のひとつひとつの仕草に
ドキドキして、キュンとする…
中学生の頃の初恋みたいな、
好きな人と手が触れ合った瞬間みたいな
そんなドキドキ。
春都さんと過ごす中で
この感情は生まれなかった…
それは、あたしの中で
ちゃんと関係を割り切っていたと
いうことなのかな…
ただ、春都さんを好きで
夢中になっていただけでは
なかったってこと?
最初のコメントを投稿しよう!