第6章

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海外出張まであと二週間をきり、 出張先もアメリカだと聞かされた。 2週間という期間で、 どれだけの商品を仕入れてこれるか。 そして、あたしが不在の間 レディスフロアの責任者は門崎チーフに お願いする事にしていたので、 細々としたことだけど、引き継ぎをした。 まぁ、チーフの仕事はレディスもメンズも たいして変わりはないんだけどね。 あの夜、告白されて以来、優斗は会社で 特に変わりはなくて、普通に接してくる。 まるで告白は嘘だったんじゃないかと 思うくらいに。 春都さんは、海外出張の為に いろいろ準備があるらしく 忙しくて、彼とも結局あの日以来 一緒に過ごすことはなかった――――
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