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『うん、好きかも。てか、好きだわ。』
『お前さ、見かけによらず鈍感なの?
今更だけど。まあ、とにかく山川には
気をつけろよ。
ろくな噂聞かねーからさ。
じゃあ、お先。』
そう言って涼輔は社食から出て行った
“好き”かぁ…
“好き”ねえ…
残っている定食のヒレカツとご飯を
食べながら、
目線をぼんやりさせ
結月みのりが居る席を眺める
自分の気持が“好き”を認めた以上
どんどん想いは溢れてくる訳で…
意識せずにはいられない。
俺はまるで思春期の中学生のようだ。
定食を全部たいらげて、
そんなことを思いながら…
涼輔に続き、俺も社食をあとにした
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