第7章

26/29
154人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
確かに、涼輔の言うとおりだった。 好きとか言っておきながら 結局、何も行動に移していない俺。 彼女との会話だって仕事の事。 正直、“結月みのり”のことは 何も知らないに等しい。 だけど… ありきたりながら、彼女のことを “好き”という気持ちだけは 多分、今まで誰かを好きになった時の 自分よりも、他の誰よりも負けない。 ずっとずっと好きだったから。 この気持ちだけはいつか必ず 彼女に伝えようと思っていた せっかく涼輔が背中を押してくれたんだ 裏切れねえだろ。 そして俺は、彼女に想いを告げようと 今、心に決めた。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!