第7章

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彼女をバックヤードに連れて来ると さすがに営業時間中なだけあって、 バックヤードにもそれなりに人がいる為 人目のつかない物陰へと誘導する 『ごめんな、いきなり。』 『いえ、大丈夫です。お話というのは…』 そう言うと彼女は業務的に問いてきた そんな姿もまた可愛らしくて… 俺は彼女との距離を縮めると ひと呼吸おいて、ストレートに 気持ちを伝えた。 『結月さん、好きなんだ…君の事。』 そう、ずっと好きだった。 毎日、頭の中が君で 埋め尽くされるくらいに。 『…えっ…。』 俺からの突然の告白に 状況を飲み込めないという表情の彼女。 『驚くのも当然だよな。 僕はこれからすぐ 渡米しなきゃならなくて… その前に伝えておきたかったんだ 次、戻るのは2ヶ月後だし…』
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