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彼女の中は、果てたばかりだからか
熱く、そして波打っていた____
締りがよく、彼女は俺を離してくれない
ゆっくりと腰を動かし、
規則的な水音と、彼女のいやらしい
吐息まじりの声がこの部屋に響き渡り
その興奮で、俺の頭の中をおかしくする
―――これは長くは保たない
俺は一度、動きを止めて
繋がったまま、彼女の顔を両手で
包み込み、舌を絡ませ ――キスをする
そして彼女の神経がキスに集中した瞬間
再び、腰を動かした
『あっ、…ハァっ、しん…かわさ…』
気持ちよさそうに顔を歪め
俺の名前を呼ぶ
『…春都って、呼んで…っ』
『んっ、はる…と、さん…ンっ…』
やばい。
可愛い過ぎる。
『上出来…ッ…』
全く余裕なんか無いはずなのに
彼女が名前で呼んでくれたことが
嬉しくて、必死に動いている俺の
口角が上がり、その、彼女の
顔や、声だけでイキそうになる___
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