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すると店の中から山川が出てきた
『お疲れさん。あれ、柿沼は?』
涼輔は今日、先約があって無理だと
断られたんだった。
『今日はパスらしい。』
『まじかー、うーん、仕方ない、
まあ、入れよ』
そう言うと山川は俺を店の中に押し込む
中に入ると、小洒落た雰囲気の飲み屋。
わりと、若い客が結構いる。
『ここ、入って』
山川から言われてドアを開けると
そこには______
『おまっ…』
俺は山川を睨みつけた
『まぁまぁ、いーじゃん、たまにはさ』
ニヤニヤする山川の顔がヤケに癇に障る
何も聞いてねーよ、俺。
やっぱコイツの話にのるだけ無駄。
何が “3人で飲もう” だよ。
柿沼は居ないし。
帰りたい、まじで。
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