第9章

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すると店の中から山川が出てきた 『お疲れさん。あれ、柿沼は?』  涼輔は今日、先約があって無理だと 断られたんだった。 『今日はパスらしい。』 『まじかー、うーん、仕方ない、 まあ、入れよ』 そう言うと山川は俺を店の中に押し込む  中に入ると、小洒落た雰囲気の飲み屋。 わりと、若い客が結構いる。 『ここ、入って』 山川から言われてドアを開けると そこには______ 『おまっ…』 俺は山川を睨みつけた 『まぁまぁ、いーじゃん、たまにはさ』 ニヤニヤする山川の顔がヤケに癇に障る 何も聞いてねーよ、俺。 やっぱコイツの話にのるだけ無駄。 何が “3人で飲もう” だよ。 柿沼は居ないし。 帰りたい、まじで。
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