第9章

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『…おはようございます……。』 『………。』 『………。』 とりあえず挨拶をしてみたものの… 気不味すぎる。 『あの…、ここは』 『私の、部屋です…。』 『あ、そうでしたか…。』 ぎこちない会話だけど、いろいろと 確認したいことがある。 それに俺はシラフの彼女相手に 部屋に上がり込んでまで、ヤる訳ない。 みのりがいるのに他の女と関係を 持つなんて、あり得ないだろ。 ヤってない。絶対に… でも、じゃあ、なぜ俺は裸なんだ? 彼女が俺を襲う… なわけないし。   だけど、俺の思いは彼女の一言で あっけなく砕け散る… 『あの…』 彼女が静かに俺に問う 『はい。』 『昨日の事は、なかったことに しますので、気にしないでください。』 ________終わった
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