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あれから、どれくらい泣いていたのか
あたりは真っ暗になっていた。
部屋の電気をつけて
顔を洗いに、洗面所に行けば
ずっと置いてあったはずの
春都さんの着替えや、その他の物が
全て無くなっていた。
_____あれ…
春都さんが最後にここに来たのは
――――いつだっけ?
確か…、出張前だったのにもかかわらず、
どうして気付かなかったのだろう。
そして、鏡に写った自分の顔…
涙でグショグショになった目元
充血している目…
『ひどいわ、これ…』
明日休みで良かった。
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