第13章

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あたし、だいぶ疲れてる…のかな。 少しの優しさに触れただけで… ―――――あぁ、なんか泣きそう。 こんなんで今日大丈夫なのかな… 『みのり、何頼む?』 色々考えているうちに目の前に座る 優斗からメニュー表を渡される 『んー、どれにしよう。 久しぶりの和食だからどれも 美味しそう。』 出張先でも日本食はあったけれど やっぱり異国で食べる日本食は なんかちょっと違う感じがしたのよね。 『ビールは?飲む?』 『あ、今日はいいや。明日久々に 出勤だし。』 『了解。じゃあ俺も飲まない。 一人で飲んでもつまらないし それに…』 優斗は、何かを言いかけて止まった。 『それに…?』 『いや、うん、後から話すわ。 じゃあ俺は、ロースカツ御膳にする』 …なんだろう。 優斗は今、何て言おうとした?
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