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それに…
春都さんとの関係が終わった事を
話してしまったら…
優斗のことも考えなければならない。
だけど今はまだ、
そんな気にはなれなくて……。
『ごめんなさい。あたし…』
『はい、お待たせしましたー
ロースカツ御膳のお方、…と、
天麩羅御膳です。』
そう言って店員さんはそれぞれの前に
お膳を並べて、“ごゆっくり” と、
そう言いながら座敷を出て行った。
“ごめんなさい” ってあたし…
何に対しての謝罪?
何て言おうとしたんだろう、あの時。
『まぁさ、とりあえず食べてから
話そうか、ね。』
そう言ってあたしにお箸を差しのべる彼。
きっと、あたしが考え込んでいるの
バレバレなんだろうな…
優斗には―――――。
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