第13章

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『え………?』 一瞬、何を言われたのか解らなくて。 戸惑うあたしに、春都さんは 話を続ける______ 『今まで、散々振り回してごめん。 こんな俺の側に居てくれてありがとう。 …………みのりは、 幸せになるべきなんだよ。 残念だけど俺には、 みのりを幸せにしてやる事が 出来ないから…。 ごめんな、5年もの間俺の勝手で 引き留めてしまって。 だけど、コレだけは嘘じゃない。 …俺は、みのりをちゃんと _____“ 愛してた ” から。』 そう行って立ち上がる、彼。 春都さんの話が終わる頃には 既に着陸していて、 周りの搭乗客達は、 次々と降りて行っていた。
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