第16章

20/36
前へ
/36ページ
次へ
それから春都さんは、 あたしの部屋の前まで介抱してくれた。 そして部屋の前まで来ると 『はい、これ。スポーツドリンクと薬。 あと何か食べれるものと思って、 適当に買ってきたから良かったら 食べて?』 そう言って、あたしに持っていた コンビニの袋をくれる。 『ありがとうございます。』 あたしはそれを受け取ると 部屋のドアの鍵を開けた。 『じゃあ、ゆっくり休んで。 また、明日会社で。』 そう言って、帰ろうとする春都さん。 てっきり、春都さんが中に 入ってくるものだと思っていたあたし…。 『え?帰る…の?』
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加