第16章

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『俺が居たら、休めないだろ? まだ昼だし、ゆっくり休んだ方がいい。』 え… やだ。 さっき、好きって言ったじゃん… ダメ、なんか今日のあたし 本当おかしい。 『ヤダ…。もうちょっと… 一緒に居たい――――。』 こんな事、春都さんにしか言えない。 春都さんにしか見せたくない自分。 少し考えた後、春都さんは… 『それ、反則。』 そう言って玄関の中に入り、 ドアを閉めた。 『ありがとう。』 あたしはそう言ってリビングに向かい ソファーの上に項垂れる。 春都さんが居てくれる事に安心したのか なんか… 一気にダルくなってきた。 春都さんはキッチンに向かい 冷蔵庫からミネラルウォーターを 取り出すと、それをグラスに注ぎ あたしの所へと持ってくる。 そして、あたしがソファーに項垂れる前に 手放したコンビニの袋の中から 薬を取り出して 『みのり、薬。早く飲んで寝な?』 『うん。』 あたしに薬と水を手渡してくれた。
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