第16章

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目が覚めると、窓際から西陽が 入ってきていた。 枕元にあるスマホで時間を見れば _____15時50分。 3、4時間眠っただけなのに 身体のダルさが全然違う。 寝ながら汗をかいたようで 首の辺りがベタベタする。 一度タオルで身体を拭こうと思い 上半身を起こす。 誰も居ない、見慣れた自分の部屋。 『あ、春都さん…』 眠りにつくまでは確かに居てくれた。 あたしが眠っている間、 退屈させちゃったよね… なんて思いながら あたしは寝室を出て、リビングへ行けば ソファーに座りながら彼は スマホをいじっていた。
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