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原発推進派が言う、低度の放射線被爆は健康に良いという論理にも一理あり、ガン治療に重粒子放射線が効果を認められているのも事実なのだ。
だから、これらを踏まえた上で、広島・長崎の体験を活用する事が、最善だと思う。
現在が低レベルの放射線量に変わっていたとしても、半減期の事を考えたら、これは当たり前の話。
福島の原発事故で、飛散したのは濃縮された超高濃度の放射性物質(燃料棒や原子炉本体)では無く、これらが発生させた放射線によって汚染された、いわば二次物質だから、避難解除は視野に入る時期だ、とも思う。
戦後、広島や長崎で生まれた人達も、既に70歳を超え、当時乳幼児だった人達を含めた健康状態(人権に配慮して数字だけを参照する。念のため)を参考にすればこの問題にも判断を下す事はできる。
幼児・児童の甲状腺ガンの問題も、チェルノブイリの人達を参考に判断するのが正しい。
それこそ徹底的に調査をする必要があるだろう。(成長期の子供は、甲状腺ホルモンが成長に欠かせない。だから甲状腺に放射性物質が蓄積されて、甲状腺ガンの発生率が上がるとされている。この説には異論もあるから、こちらも検証する必要がある)
福島の事故原発のように、原子炉の上に燃料棒の保管場所を設置するという、バカな設計の原子炉は、退場させるのが当然であり、それ以外の原発なら、かっての安全神話に近いレベルだという事もわかる。(それなりに対策したから)
直接的に事故で亡くなった方は0、チェルノブイリでも数十人だから、飛行機や新幹線より安全だと言う論理も、人命だけの被害を考えたら正しいのだろう。
石炭火力に石油火力発電の大気汚染(特に石炭火力)より原発はよりクリアだと言う主張も理解できる。
なら原発を稼働させようよって言われると、ちょっと待ってなのだ。
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