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時間は戻った。
だが結果は同じ、またもや実験は失敗し、《韋駄天》は暴走した。
が、今度は一般車道に出ることなく、その前方を走るゴンタロウと合体した景子に大人しくついてくる。これがゴンタロウだけなら轢き潰すところだが、景子が中に居るので乱暴なことができないでいるようだ。
今日のゴンタロウは背中に例のリュック型のバッテリーを装着していた。
相手は三百七十キロで走行するモンスター、いくら千馬力にしたところで勝ち目はないが、これは景子が要望していた体内クーラーの電源を確保するためだった。
あれからゴンタロウは改良されて、冷暖房付になっている。
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