お見舞い

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翌朝、起きてリビングに行くとお父さんが慌ただしかった。 弥生『お父さん、どうしたの?』 彩都『今からじぃちゃんの見舞いに行くぞ。弥生も行くだろ?』 弥生『あ、うん。用意してくるね。』 てか、駿帰ってきてないんじゃない? 男の子だからか私が夜出掛けると止めるのに駿はいいみたい。 弥生『お父さん、駿は?』 彩都『昨日電話あって友達の家に泊まるって。今日の夜帰ってくるらしいぞ』 友達って誰だろ。 私、知らない子かな? 結愛『お姉ちゃん、おはよう』 弥生『結愛、おはよう』 彩都『お、電話だ。弥生出て』 こんな朝から誰だろう? 『はい、幸村です』 『あ、弥生?』 『お母さん、どうしたの?』 『お祖父ちゃんが危険な状況なの。だから、急いで来てほしいの』 『わかった。もうすぐ出るから。うん、うん。じゃぁ、あとで』
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