第2話

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「ちょっ、紫苑さん?!」 慌てて紫苑さんを呼び止める。 「どうしたのだ?」 「何処へ...、行くの?」 紫苑さんの瞳には不安げな私が映る。 「決まっているだろう?俺の屋敷だ。」 決まっていません。 私は早く帰りたいのです。 元のいた世界へ。
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