バレンタインに花束を

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「ほんとはね、今日私、颯斗のこと待ち伏せして告白しようと思ってたの。」 ベッドの中、二人寄り添い、今日出来なかったサプライズの種明かしをする。 「だから、あんな反応だったのか。」 うん。ガッカリしちゃったからね。 「だけど、してくれたよな?告白。」 「だって、どうしても言いたくなって。」 もし、私が寝ていなくて、待ち伏せを実行していたら。 颯斗はどんなプロポーズをくれただろう。 「…ごめんな。」 「え、何が?」 どうして今ここで、ごめんな?
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