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そんな美馬に、
「気にしないでください。何でも質問をと言ったのはこちらですから。他に何か質問はありますか?今のように答えられない質問もいくつかありますが、できる限りお答えします。」
悠が申し訳ない顔をしてそう言った。
それを聞いて、
「あとは……。」
美馬は少し考えた後、
「話が終わった時また質問したい事が出てきたらその時にしても大丈夫ですか?」
と聞いた。
「もちろんです。」
美馬の問いに悠は笑みを浮かべてそう答えた。
そして、
(いつもはここで依頼の受理に入るんですけど、今回は先に話を聞いてからそっちの話へ移ろうと決めたので。)
と心の中で思いながら、
「じゃあ質問がとりあえず終わった所で、本題の話へ入りましょう。」
と続けて言った。
それを聞いて鈴が鞄からメモ帳とボイスレコーダーを取り出しテーブルの上に置いた。
それを見て、
「ボイスレコーダーですか?」
美馬がそう聞いてきた。
その問いに、
「はい。メモを取らせてもらうんですけど、一応のために今からの会話をこれで録音させてもらいます。」
と鈴が答えた。
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