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ですが、1週間くらいが過ぎた時に、
「心くんごめんね。今日もちょっと行ってくるから、留守番しとってね。昼には一度戻ってくるからね。もし外へ遊ぶに行くなら気を付けて行くんよ。あと、メモを残して行くんよ。」
「わかった。俺の事は気にしないで勝手に遊んでるから。」
祖母の家の近所で祖母と同じように1人で暮らしているおばあさんが怪我をしてしまってその人のお世話に祖母が行くことになったんです。
期間自体はその人の娘さんが来るまでの3日間だったんですけど、1人で過ごすのは1日が俺の限界でした。
「ん~~~~、ヒ~マ~だ~。」
ずっと宿題をするのは嫌で、でも祖母がいないのに勝手に手伝えるほど家事が上達しているわけでもなかったため、
「外行こう!何か面白いものがあるかもしれないし。」
俺は外へ遊びに行くことにし、『外に遊びに行ってきます。昼には帰ります。』というメモをテーブルの上に置いて遊びに外へ出ました。
でも、
「ヒマだ。」
近くに同じくらいの歳の子供はいなくて、外へ出ても結局は1人で何をするでもなくそう呟きながらぶらぶらと歩いていました。
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