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暖房を利かせた課長の車の中で、キスを続けた。唇を離すと、濡れた髪で彼は言った。
「俺達、本当に何も無かったのかな」
「私も同じ事を考えてました」
「あの時から、始まっていたのかもな」
「そうかも知れません」
唇がまた私に戻る。首筋を伝い、開けた胸元に。課長の手が胸の膨らみを直に触り、私は声を漏らした。
「おっさんは嫌いじゃなかったのか?」
「嫌いですよ。本気じゃない女に、こんな事するおっさんなんて」
「俺も嫌いだ。好きでもない男に肌を触らせる若い女は」
愛撫が激しくなり声と吐息が増える。
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